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【Uターン漁師のゴーヘー通信】Vol.08 ゴーヘーの仕事場、それは船の上
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■ゴーヘーの仕事場、それは船の上

ゴーヘーが乗っているゴーヘー父の船は、全長12m余り、幅約2m、総トン数2.99トンの小型漁船です。昔風に言えば長さ6間6尺、幅1間1尺です。身近なものと長さを比べると、大型観光バスが9mちょっと。電柱が地上部分だけで7.5m〜13.5mくらいだそうです。こうして比べると漁船は意外に長いですね。

船体の色は白。他の多くの船も白です。青い海に白い船は映えますが、海上でちょっと離れると長さ12mの船もすぐに豆粒のようになってしまうので、色なんてわからなくなります(^_^;)。
船から船外に垂らしているタイヤや白いウレタンのような物体はペンドルと呼ばれ船が他の船や岸壁とぶつかる際のバンパー代わりです。小さな揺れでぶつかっても、ぶつかったその一点に大きな力が加わるので、漁船は必ずペンドルや古タイヤをぶら下げています。


船にはマストが3本あります。前、真ん中、後ろの三カ所です。真ん中のマストには灯火と無線のアンテナが付いています(右写真)。後ろのマストは上記写真ではわかりづらいですが、緑色の帆を張るためにあります。
前と真ん中のマストの間には横木を渡してあります。これは去年からつけたのですが、この横木に天幕を張ったり網を掛けて干したりします。天幕を張るのは主に夏です。夏この横木の上に天幕を張って日差しを遮り暑さをしのぎます。港に戻ってきた後網をきよう(繕う)際に使用しますが、7・8月には漁の最中にも天幕を張ることが多いです。無精をして天幕を張ったまま船を走らせたりしています(^_^;)。雨をしのぐために天幕を張ることがあります。合羽を着て網を手繰るより手繰りやすいですが、視界不良の雨中で船を走らせる場合には不都合なのがタマにキズ。横木の高さもやや低くゴーヘーは頭が当るため、当たらないように首を下げていたら、猫背気味になってきました(-_-)。

真ん中と後ろのマスの間には機械室とブリッジがあります。機械室の上に白い円筒状の煙突があり、その手前にロープなどを巻き取るローラーボックスとローラーが付いています。ローラーは左右2つあって主に左舷側(通路側)のローラーを使います。
機械室は上部が蓋のようになっていて、煙突やローラーボックスを取ってから開くことができます。エンジンを交換するような場合はオーバーホールなど大がかりな補修の場合には、この蓋を開きます。


機械室にはブリッジから入ります。右写真はブリッジの床板を外して機械室を覗いたところです。はっきりいって狭いです。画面を左右に横切っているのはリモコンのワイヤーです。写真上部に少しだけ白く見えるのがリモコン制御ボックスです。
埃や万一の塩水からエンジンを守るために、木綿の布がエンジンの上にかぶせてあります(右写真)。布の下に見える青い配管や金属部分がエンジンです。お相撲さん一人分くらいの大きさでしょうか。いすず製トラックエンジンを船舶用に改造したものだそうで、ターボチャージャー付き230馬力とコンパクトで強力なエンジンです。インタークーラーが付いているという噂もありますが、真偽のほどは不明(^_^;)。フル加速すると船から振り落とされそうなほどの加速感が味わえます!(^^)!。写真左のアルミホイルのようなもので巻いてある筒状のものが排気管で、煙突につながっています。
機械室床です。右下に見える丸蓋付きのボックスが燃料ボックスです。燃料は軽油です。船のバランスのため左右に1つずつあります。合計200リットル。だいたい3〜4日に1度給油します。

写真7

写真8

写真9

写真10

写真11

写真12
ブリッジ内部(写真9)には左前側に舵(写真12)。右前側にリモコン電源(写真9魚探上)、その下に魚群探知機(写真10)、さらにその下にリモコン制御ボックス(写真11)。右側面にアクセルレバーと前進後退レバー(写真9)があり、左側面に配電盤(写真8)、左上部に無線(写真7)があります。
昨年10月にリモコン(右写真)を一新し、上から舵・アクセル・クラッチの一体式となりました。アクセルの感度が良すぎてちょっとダイヤルを回すと急加速して扱いづらいのが難点(;_;)。漁をする際にはこれをおもてに持っていって、ゴーヘー父特製のリモコン台に置いて使います。
船の前部分を「おもて」、後ろ部分を「とも」と呼びます。漁を行う際にはおもてで行います。今は出漁していないので船のおもては物置場状態(^_^;)。通常はブルーシートの被せてあるカゴの左側の場所に網を置き作業をします。網は左舷側で揚げます。前方にある装置がネットローラー。アオサなどゴミが網にかかって重い際にはネットローラーで網を揚げます。
ネットローラーの陰に特製リモコン台があります。よく見えないです(>_<)。



■今週のゴーへー

○1月某日
南知多町のIT講習会会場に両親を送ったついでに、講習会を見学させてもらった。講習会は講師1名、補助員(町の職員)1名で、17名の初心者を教えるには寂しい陣容。案の定、ゴーヘーが臨時補助員になってしまった。時間中、次週の講習会の出席者を募集している旨が職員からあり、両親とも申し込んだ模様。他にも3名ほど申し込んでいた。


○2月某日
自宅にて両親相手に講習会の復習。マウスの扱い方からウィンドウの操作の仕方などを説明し、キーボード入力練習を実施。妹にも応援を頼んでマンツーマンでの指導となった。父は素直に指示に従って練習を行っているが、母は端折ったり自分の判断で適当に切り上げたりと素直に練習しない。あまり強く言うと喧嘩になってしまうので、やりたいようにさせてあげた。
パソコンに限らず、なんでも自己流で苦労する。自分なりの達成感は十分あるだろうが、母が望んでいるような上達はなしえない。聞く耳を持てば苦労が半減するのになぁ。ちょっと悲しい。


○2月某日
母の自己流の練習は相変わらず続いている。口癖は「これだけできれば、充分だ」。パソコンもキーボードもさわったことない(約)70歳のおばあさんが、十数日で自分の名前をひらがなで入力できるのだから、進歩しているのは間違いない。が、相変わらず講習会では自分から聞いたりしないらしい(父談)。やり方がわからなくて固まっているか、どうなったかわからなくて困っていると誰かが教えてくれるみたい。
わからなかったら聞いた方がいいよ、と勧めても返事は「やだ」(?_?)。ん〜、やっぱり、自分のやりたいようにやらせるしかないなぁ。とりあえず、自分からさわってるのだからよしとしよう。


■エピローグ

今週は写真を大量に使用しました。ブラウザとメーラーの間を何度も行きつ戻
りつで、ちょっとめまぐるしかったかもしれません。ちょっと反省m(_ _)m。

来週あたり今年最初の漁にでるかもしれません。まだ寒くてカレイも捕れない
かもしれませんが、ネタに困っていたゴーヘーには朗報(^-^)。寒い中での漁の
報告ができると思います。


■次回予告

Vol.09「寒さは足の裏から」
2002年2月23日(土)発行予定

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